【岐阜グルメ】和らんは美味い?コスパ最強?|大人が通う創作和食店の本音レビュー


JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から徒歩15分ほどの場所に、ひっそりと佇む創作和食店を訪れました。

お店の名前は、『和らん』です。
こちらは、建築関係の仕事をしている知人から「注目している建築家が内装を手がけたお店」だと以前から聞いており、ずっと気になっていた場所でした。

私が食べ歩きをしている目的のひとつに、飲食店の「建築空間」を見ながら食事を楽しむことがあります。
そのため、ぜひ訪れてみたかったのです。念願が叶って、ようやく足を運ぶことができました。

訪れてまず驚いたのは、建築空間の魅力に加えて、品数豊富なコース料理の質の高さにも驚きました。
今回は、岐阜市にある、職人の技が感じられる創作料理店『和らん』の魅力を、私が撮影した写真とともにまとめました。

【この記事からわかること】
・岐阜市の創作和食店『和らん』の魅力と人気の理由
・建築家が手がけた、こだわりの店内空間の見どころ
・実際にいただいたおまかせコース料理の内容と感想
・職人の技術が光る創作料理の魅力
・『和らん』へのアクセス・営業時間・予約など、店舗情報


このブログの記事が、お店へ訪問する際の参考になれば嬉しいです。

目次

アメリカで修行を積まれた店主がつくった創作料理店「和らん」

『和らん』のオーナーである加藤和弘さんは、地元・岐阜の名店で修行を積まれ、その後アメリカ・マンハッタンの地で長らく調理人として活躍されたそうです。
アメリカの高級店では、寿司を握っていた経歴もあるそうです。

実際に加藤さんの料理をいただくと、日本にとどまらず世界で経験を積まれた料理人ならではの技術と、料理へのこだわりを感じることができます。

お店の店名『和らん』は、オーナーの「和弘」さんと、奥様の「欄」さんのお名前から一文字ずつ取って名付けられたとのこと。

美味しい料理で心から和み、それを明日からの活力にする。
まさにそんな想いが込められた店名が「Wa run(和らん)」です。

一度聞いたら、忘れられない素敵な店名です。
余計に『和らん』という響きに対して、私は一気に親しみが湧きました。

料理の種類は、和食でありながら『イノベーティブ』


『和らん』で提供される料理は、独創性のある「イノベーティブ和食料理」です。

私が特に印象的に感じたのは、一皿一皿丁寧につくられた料理です。それはまさに「イノベーティブ」という言葉がふさわしいほどの発想や、組み合わせを楽しめる料理でした。

白いキャンバスを彩る風景画のように盛り付けられた一皿は、うっとりするほど美しく、高揚感を覚えました。

また、女将さんによるサービスがとても心地良いのです。
決してお客さまに気を遣わせることのない絶妙な距離感で、細やかなおもてなしを感じました。

飲み物が少なくなった際のお声がけや、お食事の進み具合など、すべてを非常に細やかに見守ってくださっているのを感じますが、決して押し付けがましさはありません。
その細やかなサービスのおかげで、安心して食事の時間を楽しむことができます。

『和らん』での食事はその日の仕入れ状況によって構成され、昼夜ともに、おまかせコースのみになります。

実食レビュー|「和らん」でいただいたコース料理をご紹介

さて、ここからはお待ちかねの、私が「和らん」を訪れた際にいただいたお昼のスペシャルコースをご紹介します。

2025年8月時点のランチのコース記録です。品物は全部で14品。価格は11,000円ほどです。
初めて訪問した2017年のコース料理は8,000円ほどでしたから、原材料費の上昇がメニュー価格にも影響しているようです。

代表的な一皿|ジャガイモのニョッキをくるんだ竹炭生地のアメリカンドッグ

最初、黒色のこのメニューが出てきた瞬間、そのインパクトに驚きました。

下には重厚感のあるガラスの器、その上には真っ黒なオブジェが載っているのです。
これは現代美術の一体何を表しているのだろう?と思うほどのユニークさと尖ったセンスも感じられて、印象に残る一皿でした。
こちらは「ジャガイモのニョッキをくるんだ竹炭生地のアメリカンドッグ」で、『和らん』の代表的な一皿です。

ひとくち口に含むと、とても軽い食感です。
外側のふわふわの生地に絶妙に塩味が効いてほんのり甘い!生地が真っ黒なのがやはりユニークです。私は竹炭が大好きなのでこのメニューが大変嬉しかったです。

「次は一体何が出てくるのだろう?」、期待に胸を高鳴らせ、二人で会話を楽しみながら、料理を待ちわびました。

サワラの幽庵焼き 大根添え

コース料理は、順不同で少し順序が入り混じっているものがありますが、その時の記憶をたどりながら掲載していますので、ご了承ください。
こちらは「サワラの幽庵焼き 大根添え」です。

サワラの身の繊細さと器の繊細さの双方が上品に調和しています。
隣にはじっくり煮込まれた甘い大根が添えられています。
出汁は薄め。ほんのり出汁と大根が混じり合った甘さが喉越しに心地よい風味。

サワラを一口いただくと、実に柔らかくふんわりとしてサワラの旨みが一気に口の中に広がりました。

ごぼうの牛肉巻き 里芋添え

こちらは「ごぼうの牛肉巻き 里芋添え」です。

奥に見える、ごぼうを巻いた牛肉の照り焼きは、口に含んだ途端、「肉のコクと甘み」が感じられました。
柔らかく煮たごぼうとの相性も抜群です。

手前の里芋は、柔らかくて滋味深い味わいでした。素材の味だけが上品に引き出されています。
ごぼうの牛肉巻きと里芋の練り物はともに素材の組み合わせが絶妙でした。

黒トリュフ仕立て(イカスミ入りのパン粉を練り込んで揚げた一品)

そして、こちらは「黒トリュフ仕立て」です。
イカスミ入りのパン粉で揚げることで、黒トリュフのような見た目に仕上げた一品です。

味わいは、香ばしく、やさしい口当たり。上の青野菜の苦味も良いアクセントで、全体的に薄味で、さっぱりと食べられました。
黒色の料理と器との対比が美しい一品。コース料理の器と盛り付けの見せ方にも、随所に海外の文化に触れてきた店主ならではの、こだわりとセンスが光っています。


鴨肉のパスタ

続いて運ばれてきたのは、赤い器に盛られた芸術的な一皿、「鴨肉のパスタ」です。
斬新な朱色の器に美しく収められた一品でした。

パスタはきれいに渦を巻くように盛り付けられ、見た目にもとても綺麗です。
鴨の旨味が出汁となってパスタ全体にしっかりと染み渡っていました。
『和らん』は品数が多いため、少量ずつの盛り付けが基本になっており、たくさんの品数を食べてみたい私にはぴったりです。

鴨肉の下に添えられていたものは、実は正確には思い出せません。味噌と何かを練り合わせたようなものだった記憶があります。
それでも、全体として非常に満足度の高い味わいだったことは、しっかりと記憶に刻まれています。

ブレス(管理人)

料理の下に敷いてあるランチョンマットに、筆文字で「生きることは食べること、食べることは生きること」という言葉が見えます。


実はこれは奥様が一筆一筆、丁寧に書いていらっしゃる言葉です。そのメッセージを読みながら、しみじみと、ありがたい気持ちでお料理をいただいています。

蓮根豆腐の汁物

次は箸休めのお椀、「蓮根豆腐の汁物」です。

蓮根をすりおろし、ふんわりとした揚げの中に包み込まれています。
料理にとって出汁は命ですが、深く、やさしく、繊細で奥行きのある出汁でした。
塩加減も絶妙で、もう一杯いただきたくなるような味わいでした。

味わいは、蓮根と豆腐の自然な甘みがバランスよく絡み合った、上品でやさしい仕上がりです。
飲み終えた後は、ほっと一息つけました。
「さて次の料理は何だろう?」と、期待に胸がふくらみます。

白海老の揚げ物と 豆乳のムース仕立て

「まぁ、きれい!」こちらは「白海老の揚げ物と豆乳のムース仕立て」です。

繊細なガラスの器がまず目を引きます。
中に盛られたクリーム色と緑色のムースの組み合わせが、視覚を楽しませてくれます。
味わいはとてもなめらかな豆乳のムースと、カリカリとした白海老の揚げ物との対比が印象的です。
海老は噛むほどに甘みが口の中に広がり、ムースと一緒に食べるとそれぞれの素材が見事に調和します。

『和らん』のコース料理はまだまだ続きます。

「和らん」の看板メニュー・一口サイズのカレー

次は『和らん』の看板メニューのカレーです。

ほんの少しのカレーが大きな器に盛られており、その対比がとても可愛らしく感じられます。
このカレーは毎回のコースに登場する定番の一品で、『和らん』らしさを象徴する存在でもあります。
これをいただくと「『和らん』に来た!」と実感できるほどで、私も大好きな料理のひとつです。

毎回、ご飯の炊き加減には感心させられます。米粒が立っていて、水加減もちょうど良い仕上がりです。
カレーはコクがありながらも甘すぎず、スパイスも程よく効いています。
こちらは、もう少し味わいたくなるほど印象的な一品でした。

コース料理の中にこのカレーが組み込まれているところからも、店主の看板メニューとしての思い入れの深さが感じられます。
上品さと親しみやすさを兼ね備えたカレーです。

高台にのった愛らしい「剣先イカの握り」

次にテーブルに運ばれてきたメニューは「剣先イカの握り」。
器と、料理の盛り付けの存在感の美しさに私はしばし見とれてしまいました。

磁器で作られた程良い高台の器の上に、ちょこんと、白いイカのお寿司が鎮座しています。
その可愛らしいこと。
愛らしい佇まいは、ちょっとしたオブジェ。

見惚れつつももったいぶるように握りを口に運んでみると、イカがとろけるように甘く、新鮮でみずみずしい。
そして、酢飯の酢の調合が絶妙でした。

「もっと味わいたい」
私は料理の見立ての美しさと味わいの両方に感動しながら、箸を置きました。



繊細なイカの肌合いが青磁の繊細さと重なって、今でも記憶に残る一品です。

印象に残った『トロの握り』

次は「トロの握り」です。

マグロが、重ねられているところが粋です。言うまでもなく、抜群に美味しいマグロです。

マグロには、あらかじめ醤油の出汁が塗られているようでした。
その味付けも、薄味でマグロの旨みを引き出していて、絶妙です。
決してマグロの味を殺すことなく酢飯を邪魔することもありません。
漬けのマグロと酢飯、双方が程良いハーモニーで、全体の味を、やさしくまとめあげています。

こちらも、いくつでもおかわりしたかったほどです。もっといただきたくなるほどの旨みでした。

磁器との色のコントラストが美しい「サーモンの握り」

こちらは「サーモンの握り」。

サーモンのしっぽがちょこんと器に引っかかっているのが可愛らしい。
器は緊張感のある磁器タタラ皿で白とピンクのコントラストが美しい一皿です。

サーモンは口に含むと、やはりとろけるような舌触りで、甘く良い具合に醤油が絡められていました。

さて次は何が出てくるんでしょう?

とろけるような舌触りの「穴子の握り」

こちらはじっくり蒸した「穴子の握り」で『和らん』の定番メニューのようです


蒸した後にほどよく煮詰められた穴子のツメが甘くて、とろけるような舌触りの穴子が口の中で溶けていきます。

優しい奥行きのある味わい。酢飯がアクセントになり全体で調和しあって、たまりません。
何しろ、私は大の穴子好きなので大喜び。「もっと食べたいなぁ」と大事に噛み締めながら飲み込みました。

もっと食べたい!けど、これぐらいの程よい量加減だから、すべてのコースを堪能できるんですよね。

お寿司の締めにふさわしい「かんぴょう巻き」

お寿司の締めにふさわしい「かんぴょう巻き」がきました。

どこまでいっても本格的なお寿司にも通じる技術を感じる店主です。
アメリカで長年寿司を提供されていた経験もあり、寿司に対する深い経験と知識をお持ちです。

こちらの「かんぴょう巻き」は、煮詰められたかんぴょうの甘みがちょうどよく、酢飯のわさびも効いており、酢飯と海苔とのバランスも絶妙でした。

雪をまとったような美しさ!「羽二重餅(はぶたえもち)」

こちらは、最後に提供されたデザートです。
あずき羊羹の上にやわらかいお餅があしらわれている羽二重餅(はぶたえもち)なのですが、ぶっちゃけこの和菓子だけを「テイクアウトで買いに走りたい」と思ってしまうほどクオリティが高く、毎回驚かされるのです。

とにかく「美味しい」の一言に尽きます。
甘さが程よく全体にさっぱりとしていて、いくらでも食べてしまいそうな、また食べたくなる魅力のある和菓子です。

テイクアウトの和菓子屋さんをやって欲しいと本気で思うほど、『和らん』のスイーツには唸ります。
さっぱりと軽やかにいただけるところも、さすがだと感じました。

和のデザートに至るまで、満足度の高いコース料理

私が『和らん』のお料理の中で、いつも最後に記憶に残るのは、この和のデザートと途中で出される「お寿司」です。

お寿司は、本格的な江戸前寿司の味わいだと私は感じました。
仕込みの繊細さと、手の込みようが感じられる、とても心のこもった一品でした。

11時に入店し、13時前に店を出ました。約2時間にわたる贅沢な時間でしたが、あっという間に感じられる、満足度の高いコース内容でした。

初めて訪れた時に驚いたこと

私が初めて『和らん』を訪れた時は、建築空間目当てでした。
ところが、実際にコース料理が始まると、一皿ごとの完成度が、想像以上に高かったため驚きました。

特に印象的だったのは、一つ一つのお料理の味が素晴らしく美味しかったことはもちろん、そのお料理が盛り付けられた器、そして組み合わせのセンスの良さです。

こうやって記事を書いていると、『和らん』という小さなオシャレギャラリー空間で、まるで芸術作品を鑑賞しながら食べていた感動が蘇ります。

都心部へ行かなくても、岐阜でこうした創作料理を楽しめることに感動しました。


私が「和らん」に何度も訪問する理由

初めて「和らん」を訪れた2017年以来、岐阜市内のとっておきの食事先として思い浮かべるお店の中の一つです。

再訪するたびに、たとえ同じメニューでも、毎回コースの前後に出てくる一皿一皿との組み合わせやバランスが違って、行くたびに新しい驚きと発見がある。さらに、同じメニューであっても、味の深みが変化します。

空間、料理、器、サービス、演出、そのすべてが調和していることが、私がまた訪れたいと思う理由のひとつです。

『和らん』を愉しむための、知っておきたいマナー


これからお店に予約をし、訪問される方へ、大切なアドバイスがあります。

・『和らん』の予約は、コース料理で2名様から
『和らん』の予約はコース料理の特性上、2名様からの受付となっています。
一人で訪問ができない点は少し残念に思われるかもしれませんが、二人以上だからこそ、食事の感動を共有できる点は魅力があるかもしれません。振り返ると、一緒に訪れた方との大切な思い出になっています。

・苦手な食材は予約時にお伝えする
予約時に、苦手な食材の確認がありますので、あらかじめ準備されておくとスムーズです。

・コース料理は一斉にスタート
以前、私は友達と一緒に行った際、予約時間ギリギリになってしまってとても焦ったことがありました。
『和らん』のコースは、その時間帯に数組しか用意されておらず、基本的にはみんな一緒に一斉スタート形式です。そのため、遅れてしまうと他のお客様やお店にご迷惑がかかることもあるようです。
そのため、お店に訪問する際は、時間に余裕を持って訪れてみてくださいね。

・アクセスや駐車場は事前にチェック
お店には専用の駐車場がありません。ですが、周辺にはいくつかコインパーキングがありますので、アクセスや駐車場は事前にチェックされておくと、当日の到着がよりスムーズになります。

・香水に気を付けましょう
お料理の繊細な味や香りを損なわないよう、香水や柔軟剤の香りには十分気をつけましょう。

店舗情報|和らん(岐阜市)

・店名:和らん(ワラン)
・住所:岐阜県岐阜市徹明通3-1-7
・電話番号:058-214-2739
・営業時間:ランチ 12:00〜/18:00~22:00(最終入店 19:30)※コース料理は一斉スタート
・定休日:日曜日、祝日(その他不定休あり)
・予算:¥10,000〜¥14,999 (おまかせコースのみ・2名から完全予約制)
・最寄駅:名鉄岐阜駅から徒歩約13分、JR岐阜駅から徒歩約15分
・支払い方法:クレジットカード可(VISA, Master, JCB, AMEX, Diners)※QR決済不可
・予約:完全予約制
※自然派ワインと独創的な和食が特徴。中学生以下は入店不可、過度な香料(香水等)自粛など入店ルールあり。

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この記事を書いた人

ブレスのアバター ブレス ブロガー

50代の私自身の実体験を交えた「心地よい暮らしのヒント」をお届けします。
住まいは岐阜県。主なテーマは、『全国の食べ歩き』、『お取り寄せ・贈り物』です。

ドメインの「bless you1111」は『すべての方の人生に祝福を!』という意味を込めました。

このブログを訪れてくださった皆様の人生が、心地よい祝福に包まれますように!

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