
今日は、私が一度食べてからすっかり味に魅了され、ハマってしまった岐阜市のお菓子をご紹介します。
そちらのお菓子は、岐阜の銘菓『長崎屋本店』の味噌カステラ、「味噌松風」です。
ある時、岐阜在住のグルメな知人に案内され、『長崎屋本店』を訪れました。
「これは『味噌カステラ』といって、岐阜の銘菓なんだ」と、知人は私に教えてくれました。
「味噌のカステラ」と聞いても、私の頭に浮かぶのは長崎の王道カステラばかりで、正直ピンと来ず、到底美味しそうには思えなかったのです。
しかし、実際に食べてみると、私の想像は一気に覆されました。
柔らかくしっとりとした生地の中に、やみつきになるような、「味噌」の深い味わいを感じました。
今回は、この記事を書くために、改めて『長崎屋本店』へ「味噌松風」を買いに行ってきました。
商品や店舗の外観写真に加え、直筆イラストも交えながら、『味噌松風』の魅力と味わいを、お伝えしたいと思います。
【この記事からわかること】
・岐阜の老舗和菓子店「長崎屋本店」の魅力
・岐阜銘菓「味噌松風」を実際に食べた実食体験レビュー
・長崎屋の「味噌松風」が岐阜市のお土産として愛される理由
・味噌カステラならではの味わいや食感、人気の理由
・お土産・贈り物にもおすすめ!商品ラインナップと価格の目安
・岐阜市の店舗へのアクセス・営業時間・通販・取扱店情報
『長崎屋本店』への訪問時や、商品のお取り寄せの参考になれば嬉しいです。
創業300年以上・岐阜を誇る『老舗の和菓子屋・長崎屋本店』について


江戸時代から受け継がれる「味噌松風」の伝統
岐阜県岐阜市に本拠地を構える和菓子屋『長崎屋』は、創業が享保5年(1720年)。
なんと江戸時代からおよそ300年以上にわたり、秘伝の和菓子を守り続けてきた、岐阜県でも長く歴史のある和菓子屋として知られています。
二代目長崎屋宇右衛門が宝暦13年に考案した「松風」は、味噌を練り込んだ焼き菓子で、現在の『味噌カステラ』の原型となっているようです。
江戸時代から長い年月をかけて磨き上げられた技法が、今も大切に受け継がれている、伝統のあるお菓子なのです。
九代目または十代目へと受け継がれる伝統と職人の想い
2024年に私が実店舗の『長崎屋本店』へ伺った際、店主が自らお店で対応してくださいました。その時、「今、何代目になられるのですか?」と私が店主に質問すると、「九代目か十代目にあたります」と教えてくださいました。
九代目または十代目まで続く商売があるんだと、私は驚きました。
私は思わず「そこまで守られてきたなんて、本当に素晴らしいことですよね。これからもこちらのお菓子を長く継承していただきたいです。こちらのお菓子が本当に美味しくて好きで、大ファンなんです」と、私なりに、拙いエールを送らせていただきました。
店主は寡黙で真面目な職人さんでもあるため、一瞬照れたように少し下を向いたまま、お菓子を包んでくださいました。
同じ商売を、世代を超えておよそ10代にもわたって受け継いでいくことは、並大抵のことではないと私にも想像ができます。
長きにわたる歴史の中で、代々の技術や製法が丁寧に真面目に引き継がれ、岐阜という街に深く根付き、今もなお多くの地元の方々に愛され、親しまれていることは、こちらのお店の最大の魅力ではないでしょうか。
私自身は、日頃仕事をしていて生の声ほど励みになることはありません。
ですから、私自身、感想をいただけると何より励みになるため、差し出がましいですが、良い仕事をされる職人さんやお店に出会うと、生の感想を思わずお伝えしたくなるのです。
私が感想をお伝えしたことで、お互い少し照れくさくなりましたが、『長崎屋本店』の店主に、私なりの「素直な気持ちを伝えられてよかったな」とお店を後にしました。
「保存料・添加物不使用」さらに「卵不使用」というこだわり


『長崎屋本店』の「味噌松風」は、私が最初に食べたとき、見た目と食べたときの印象に大きなギャップのあるカステラだなと驚きました。
私も含め多くの方々は、「カステラ」と言えば、やはり長崎のカステラを思い浮かべるのではないでしょうか?
卵の綺麗な黄色い生地に、蜂蜜の甘さがじわっと広がった、誰もが好きな王道カステラの味わいですよね。
ですが、『長崎屋本店』の味噌カステラは、王道カステラの味とは全く違います。
ベースになっているのは、伝統の「味噌」です。
一般的なカステラのような卵や砂糖の甘さではなく、味噌が持つ風味の豊かさ、その奥深い甘さが最大のポイントです。この意外なギャップこそが、このお菓子の魅力なのです。
シンプルな包装からして、中のお菓子も地味で控えめなイメージでしたが、実際に口にすると想像以上に存在感があり、後を引く味わいのお菓子でした。
私の嗜好に合致する適度な甘さと、また食べたいと思わせる癖になる後味の両方を併せ持っていました。
「松風」の味の決め手は、「糀白味噌(こうじしろみそ)」
味噌松風(カステラ)や、松風せんべいの味の決め手となっているのは、「糀白味噌(こうじしろみそ)」という味噌です。
一般的な味噌よりも、米麹の割合が多く、塩分が控えめでやさしい甘みが特徴的です。
この糀白味噌が、「味噌松風」と呼ばれる 2種類の商品である、カステラとせんべいの生地に奥行きを与え、全体の味わいを力強く支えています。
また、「味噌松風」は、現代においては珍しく、卵を使用していないお菓子です。
原材料は「砂糖・小麦粉・白味噌・ケシの実」のみ。
シンプルで、素材がもつ力で仕上げられています。
余計なものを加えず、シンプルに素材の風味で勝負したお菓子だからこそ、逆にたくさんの原料を使うお菓子よりも、味が力強く感じられるのかもしれません。
長い歴史を経て、今なお残り続けているのは、「シンプル・イズ・ベスト」が、そこにあるからなのでしょう。
日本の気候や湿度に合わせて、日によって焼き加減や仕上がりが微妙に変わるのが繊細な和菓子です。
『長崎屋本店』の「味噌松風」は、職人の、丁寧な手仕事が感じられる逸品です。
「色かへぬその名や 峰のまつの風 」創業享保五年|長崎屋本店 主人謹言
店舗で買ってきた「味噌松風」の包装紙を開けると、『長崎屋本店』の歴史や由来が記された説明書が同封されていました。
長い年月をかけて大切に受け継がれてきた、老舗和菓子屋の背景を感じさせる内容で、読むとお店の歴史の重みが伝わってきます。
そこで、この由緒ある『味噌松風』の歴史やこだわりについて、私なりに、分かりやすくまとめてみました。
銘菓「味噌松風(みそまつかぜ)」
「味噌松風」は、宝暦十三年(1763年)に、祖先・宇右衛門によって考案された「松風」をもとに作られています。
そこに当地特産の糀味噌を加え、独自の製法で焼き上げたものが「味噌松風」です。
その後も改良を重ねながら、現在まで二百年以上にわたり、製法が受け継がれています。
ぱっと見の印象は、一般的なカステラに似ていますが、和菓子として独自の風味を持ち、長く親しまれてきた銘菓です。
贈答用や土産としても広く利用され、「本家味噌松風」として姉妹商品とともに販売されています。
『色かへぬその名や 峰のまつの風』
創業享保五年 長崎屋総本舗 主人謹言
お菓子に添えられた説明書を読むと、より深くありがたみを感じる

こちらの説明書には、『長崎屋本店』の「味噌松風」がどのような背景で生まれ、どのように受け継がれてきたのか?
そういった「味噌松風」の歴史が、簡潔にまとめられていました。
淡々とした簡素な文章の中に感じられたこと。
そこには、「味噌松風」に感じる、長き伝統を実直に守り続けてきた和菓子文化の重みがあります。
このような物語と背景を知ったうえで「味噌松風」を味わうと、お菓子自体にありがたみを感じながらいただけそうです。
長崎屋の「味噌松風」が広く愛される理由

「味噌松風」を実際に食べられた方々の声を拝見すると、全体的な評価はとても高く、やはり私も最初に感じた「素朴」という言葉がよく使われているのが印象的でした。素朴でありながら、しっとりとして深みがあって美味しいという感想が多い印象です。
多くの方に愛される、その特徴や魅力をこちらにまとめてみました。
・独特の食感
もっちり、むっちりとした食感で、カステラという名前ではあるけれど、独特の焼き菓子寄りな味わいがある。
・味わいの特徴
「甘すぎず」
「味噌の香ばしさが引き立つ」
「ほのかな塩気がある」
「味わい深い菓子 ! いくらでも食べられそう。それでいて品の良さを感じる」
といった声が多く見られます。
反対に「もう少し甘さ控えめがいい」といった感想も見られました。
甘さの感じ方は人それぞれですよね。
・さまざまな飲み物とのペアリング が楽しめる
「ほうじ茶や日本茶に合う」というのはもちろんのこと、それ以外にも「コーヒー」や、さらには「少し辛口の日本酒にも合う」といったユニークな声がありました。
岐阜市のお土産としても長く愛され続けた、長崎屋の「味噌松風」
岐阜を訪れた記念に、こちらの銘菓を「手土産にしたい」「安心できる和菓子」、「素朴な味が好きそうな人に贈りたい」といった感想も見受けられました。
多くの人に愛され、岐阜市のお土産として広く選ばれ続けているのは、300年の伝統に裏打ちされた「安心できる素朴さ」と、贈られた人が素直に美味しいと思える実力の味わいが備わっているからでしょう。
シンプルで価格的にも手に取りやすく、岐阜の手土産には最適な和菓子だと私は思います。
実際に食べてみた感想|しっとりとした生地の食感と、豊かな風味がクセになる
素朴な見た目に隠されたコク|一般的なカステラとは一味違う
実際に、私が「味噌松風」を食べてみた感想を、改めて記してみます。
やはり、私がまず一番最初に感じたのは、ぱっと見の控えめな外観と、実際の味わいとのギャップでした。
まずは、昔ながらの古民家に出てきそうな、どこまでも地味なお菓子の佇まいです。
現代風の「華やかなカステラ」の印象が色濃く残っている私にとって、「味噌松風」の風貌は、あまりにも地味でした。
しかし、その地味さこそが、長く続く歴史の深さを物語っているのです。
一般的な、華やかな王道のカステラにはない味噌特有のコクがあり、濃厚な味わいのカステラなのです。
豊かな風味が特徴|ほうじ茶や日本酒ともよく合う大人の味わい
「味噌松風」の豊かな風味の正体こそが、「糀白味噌(こうじしろみそ)」なんですよね。
後味を引くほどの深い風味があるのに、ホッと安心するような優しい味わいでもあるのです。
味噌の旨味が際立つ柔らかいカステラの生地が、口の中で優しく溶けていって、ひとたび食べだすと止まりません。
また、生地の中に閉じ込められた、味噌独自の香ばしさも見逃せません。
何度食べても、口に入れた瞬間にとろけるような食感に感動します。
そして「このやみつきになる深い味わいは、一体どこから来るのだろう?」と、最初に食べた時は、何度も確かめるように、丁寧に味わいました。
「味噌松風」のカステラに合わせる飲み物は、「ほうじ茶」でいただくのが1番だと、個人的に感じています。
ただ、お酒が好きな方なら、日本酒と一緒にいただいたら、たまらないのではないでしょうか?
糀白味噌は米麹を多く使っているため、同じ米を原料とする日本酒とは、とても相性が良いのではと想像します。
冷やして食べても美味しい?「味噌松風」を冷蔵庫で楽しむ味わい

それから、「夏は冷蔵庫でよく冷やしたら、さらに美味しく食べられそうだな」と想像します。
毎回、今度こそ冷蔵庫に入れて冷やそうと思っても、あっという間に平らげてしまうんですよね(笑)。
気がつけば、もう一切れ、もう少しと、ついつい手が伸びてしまうため、私は、定期的にこちらの商品を買いに行きます。
そして、『長崎屋本店』といえば看板メニューであるカステラタイプの「味噌松風」が有名ですが、実はその隣に並んでいるお煎餅(せんべい)タイプの「松風」が、とんでもなく美味しいのです。
パリパリッと一口かじった瞬間に、口の中にじわーっと染み渡っていく味噌の香りと香ばしさ。
手が止まらなくなり、気づけばバリバリとずっと食べ続けてしまいます。
甘みの中に味噌の塩気やコクがあり、こちらはカステラとはまた一味違った美味しさと食感で、強烈にクセになるお菓子です。
「味噌松風」は、いつも、カステラと煎餅をセットで買ってきます。これほどクオリティの高いお菓子が、気軽に買える価格帯というのも、このご時世にありがたくて仕方がありません!普段使いには最適です。
『長崎屋本店』価格一覧(税込)
味噌松風(1本):648円(税込)
松風(お煎餅タイプ ):6袋540円(税込) / 10袋940円(税込)
松風・味噌松風 箱入り詰め合わせ(味噌松風1本+お煎餅8袋):1620円(税込)
※価格は2026年7月時点のものです。箱入りや本数、詰め合わせの内容によって異なります。
お好みの組み合わせで、商品を選ぶこともできます。
「味噌松風」を手に入れる方法は?お取り寄せもできます!


『味噌松風』は、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのインターネットからもお取り寄せができます。
通販だと素早く入手できて便利です。
直接購入だと、300年の歴史の貫禄を感じられる長崎屋本店のほか、JR岐阜駅直結の「ベルマート岐阜中央」や「岐阜グランドホテル」でも購入できます。
『長崎屋本店』の実店舗では、300年もの歴史を感じさせる趣ある建物。その風情を感じながら、趣のある店内でじっくりと商品を選ぶ喜びがあります。
『味噌松風』は、「プレーン」と「柚子味噌松風」の2種類があります。
柚子味噌松風は、プレーン同様、味噌のコクが感じられて、ゆずの風味がアクセントとなり、爽やかな美味しさです。プレーンと柚子味噌松風、ともに満足感があります。
しかしながら、私は王道のプレーンな味噌松風に夢中で、なかなか抜け出せずにいます。
店舗情報|長崎屋本店(岐阜市)
・店名:長崎屋本店
・住所:岐阜県岐阜市中竹屋町38
・電話番号:058-263-1463
・営業時間:9:00〜18:00
・定休日:日曜日
・アクセス:JR岐阜駅より徒歩約15分
・駐車場:専用駐車場なし(近隣コインパーキング利用)
・支払い方法:現金のほか、電子マネーPayPay支払い可。クレジットカード不可。
※楽天市場やYahoo!ショッピングなどのインターネットからもお取り寄せができます。
まとめ|岐阜の歴史を表した、力強い銘菓


『長崎屋本店』のお菓子は、保存料や添加物を使用せず作られています。素材を生かしたシンプルな味わいが魅力です。
また、良心的で買いやすい価格のため、日常使いから、ちょっとした手土産やプレゼントにも利用しやすいお菓子なため、岐阜県岐阜市のお土産として長く支持されています。
やはり、何度食べても特に印象的なのは、見た目と味とのギャップ。
素朴な見た目の中にある、「力強い味わい」が特徴的です。
控えめな外観とは裏腹に、ひと口食べると深い旨味が広がり、それでいて「奥ゆかしさと品性」がある、とても魅力的な岐阜の銘菓です。
実際に何人かに、こちらの「味噌松風」をお土産として渡したことがありますが、驚いたことに、「とっても美味しかった」とわざわざ電話やメッセージで感想をいただくほど好評でした。
「『長崎屋本店の味噌松風』を選んでよかった」と、送る側の私もとても嬉しかったです。
少量の詰め合わせや、一本単位でも購入できるため、用途に合わせて注文できる点もありがたいところです。
もし岐阜を訪れる機会があれば、ぜひ実際の店舗にも足を運んでみてください。
300年もの長い歴史を感じることのできる風情のある建物と、腰が低くとても丁寧に対応してくださる職人さんの姿に、自然と背筋が伸びるような心地良さがあります。
遠方で訪れることが難しい方でも、楽天市場やYahoo!ショッピングなどでお取り寄せが可能なのは何より嬉しいポイント。ご自宅で楽しむおやつとしても最適です。
個人的にはほうじ茶に合うと感じましたが、他にも楽しめる飲み物とのペアリングがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
ブレス(管理人)皆さんも、機会があれば、『長崎屋本店の味噌カステラ』を味わってみてください。
「岐阜には、これほどまでに美味しい和菓子屋さんがあるんだ」と感じていただけるはずです。
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