【岐阜グルメ】揖斐川丘苑|絶景で味わう鮎の囲炉裏焼きと本格川魚料理

岐阜駅から車で約40分から50分走ると、岐阜県揖斐川町に、新鮮な川魚を堪能できる、歴史ある料理旅館があります。

名前は「揖斐川丘苑(いびがわきゅうえん)」。

揖斐川丘苑は、豊かな自然に囲まれ、空気が澄み渡った気持ちの良い環境の中にあります。

特に、岐阜の夏の風物詩である「鮎料理」のフルコースは、遠方からも足を運ぶ方々が絶えないほどの人気ぶりです。
旅館でもある広いお店に入ると、落ち着いた和空間が広がります。
畳の部屋に上がると、窓の外には美しい日本庭園が広がり、心が洗われるような気持ちになりました。

今回は、私がお店を訪問して体験した「鮎料理のフルコース」の感想を、実際に撮った写真を添えてまとめてみました。

【この記事からわかること】
・揖斐川丘苑のリアルな口コミ・評判(55年愛される老舗の魅力)
・絶品「鮎フルコース」を実際に食べた私の感想・写真付きレビュー
・予算に合わせて選べる宿泊料金と、日帰りコースの料金
・鮎のベストシーズンと、秋冬限定の「アマゴ・ジビエ」メニュー
・お店の場所・アクセス・予約のポイント

皆様のお出かけのご参考になれば嬉しいです。

目次

実食レビュー|庭園を眺めながら楽しむ、極上の鮎フルコースの感想


揖斐川丘苑(いびがわきゅうえん)は、国定公園「揖斐峡(いびきょう)」の絶景を眺めながら、目の前で繰り広げられる名物の「囲炉裏(いろり)料理」や、岐阜の名物である旬の鮎(あゆ)料理をゆっくりと堪能できる、歴史がある料理旅館です。

創業は1971年(昭和46年)で、2026年に創業55年目を迎えました。
55年にわたり暖簾を守り続けてこられたことは並大抵のことではなく、多くの方に愛され続けてきたことがうかがえます。
そして、長年大切にされてきたおもてなしや料理へのこだわりは、料理の質の高さからも感じられました。また、店内のあらゆる所に老舗ならではの歴史の重みも感じられます。

こちらのお店の噂を聞きつけ、2024年9月、3人で行ってきました。

車を駐車場に停めて、貫禄のある和風の建物の中に入ります。店内は旅館特有の和の空間で、昔からの懐かしい旅館の雰囲気が広がります。

店内の入口では、着物を着た女将が「いらっしゃいませ」と深々と出迎えてくださいました。

お部屋の案内係の方が私たちを個室に誘導してくれます。
案内されたお部屋の窓からは、美しい庭石の景色が目の前に広がり、気分が上がりました。
気持ちが落ち着いて、「ここに来てよかった」と思わせてくれます。
この豊かな緑を見ながら食事ができることが、こちらのお店の大きな魅力でしょう。

そんな素晴らしい眺めの和室で、予約してあった鮎のフルコースが始まります。
ひとつずつ、ご紹介したいと思います。

爽やかな先付「季節の酢の物」

まずコースの始まりである先付けは、小鉢に盛り付けられた色合いの可愛い「季節の酢の物」です。

季節のきゅうりやレモンが添えられ、上には上品なピンク色の甘酢漬けが添えられています。
食べてみると、酢加減が絶妙で、ほんのり甘酸っぱい味わいです。
きゅうりはみずみずしく、鮎の酢漬けと、湯葉で巻かれた鮎の身の薄切りは、ちょうど良い締め具合で喉に爽やかに入っていきました。
全体的に口当たりが爽やかで、少しずつ食欲が湧いてくる薄味の先付けでした。

目にも鮮やかな「前菜盛り合わせ」

酢の物の先付けの次は「前菜盛り合わせ」です。

目にも鮮やかで見惚れました。
鮎を形取ったものでしょうか?魚の形をした磁器の上には、小さなお皿に少しずつ料理が盛り付けられています。
川魚の甘露煮や、里芋、さつまいもや栗など、季節の野菜たちと、一口サイズの練り物など、どれもやはり薄味で出汁がほんのり染みて美味しくいただけました。

左手前に添えられた小鉢には、やや濃いめで味わい深いふきの佃煮と、季節の和え物(白和え)が入っています。こちらは出汁がよく染み渡っています。分量もちょうど良かったです。

少しずつ味わえる見た目も綺麗な盛り合わせを前に、私たちは会話を楽しみながら次の料理を待ちました。

驚くほど新鮮!「鮎の姿造り・お刺身」

続いて運ばれてきたのは「鮎のお刺身(姿造り)」です。

冷たいガラスの器に氷が敷き詰められ、その上に透き通った綺麗な鮎の刺身が、盛り付けられています。
私たちが伺った9月上旬はまだまだ暑い頃で、半袖でした。このような涼しげな料理が出ると、一気に暑さも和らぐ感覚になります。

そして鮎を刺身でいただけるなんて、贅沢ですよね。新鮮な鮎でないと提供できませんから。
清流に恵まれた、岐阜ならではの醍醐味でしょう。

さっそくわさび醤油でいただくと、身がコリコリとして、新鮮な鮎だということがすぐ分かりました。
川魚特有の臭みは当然ありません。脂も程よく乗って、噛むと鮎の身のやわらかい甘みが口の中に広がりました。
私は岐阜に来てから初めて川魚の鮎が美味しいものなんだと知ったため、毎回岐阜の鮎の味わいの深さには感動させられます。

しかも刺身で食べられる体験は貴重です。
さて、次は何が出てくるのでしょうか。とても楽しみです。

衣はサクサクで、中の身はふっくら「鮎のフライ」

続いて運ばれてきたのは「鮎のフライ」です。

楕円皿には、鮎のフライとキャベツの千切りときゅうり、ミニトマト、ポテトサラダと共に綺麗に盛り付けられています。

お箸で鮎を持ち、頭から口に入れて食べました。
衣がサクッと音を立てました。中の身はジューシーで甘く、ふっくらしています。

塩焼きの鮎をいただくことはあっても、フライでいただくのは初めてです。
揚げることで鮎の脂の旨味が閉じ込められており、独特の美味しさになります。
鮎特有のほろ苦さがまろやかになって、香ばしく、食感も軽やかでパクパク食べられます。
このフライは、子どもにも好まれそうな軽やかな食感に、思わず笑みがこぼれました。

甘辛い特製味噌が絡み合う「鮎の魚田」

次は「鮎の魚田(味噌焼き)」が運ばれてきました。

白い長皿の上に湾曲する鮎は、まるで日本画を見ているような美しい佇まいでした。
鮎の上には、特製の、艶やかな黒褐色の赤味噌が盛られています。

口に入れた瞬間、味噌の甘味が口に広がりました。
同時に、身の柔らかさが、噛むほどに口の中で溶けていきました。味噌がほどよく合い、鮎の脂や甘みをうまく引き立てています。
味噌自体のコクがほどよくまろやかで、しつこくありません。
この特製味噌の旨みは、食べ終えたあとも記憶に残るほど味わい深かったです。
さて次はいよいよ囲炉裏で焼き上げる「鮎の塩焼き」が登場します。

目の前の囲炉裏で焼き上げる「鮎の塩焼き」五感で味わう至福のひととき

いよいよ今回のコース料理のハイライトです。
和室に職人さんが来られ、目の前の囲炉裏でじっくりと焼き上げる「鮎の塩焼き」の実演が始まります。
1本ずつ生の鮎に長い箸串を手際よく刺していきます。
良い塩梅に塩をふりかけ、1本ずつ串打ちされた鮎を囲炉裏の中の炭火に傾けて立てていきました。
3人で訪れた私たちは、1人2本ずつだったため、合計6本になりました。

職人さんが綺麗に並べた鮎の姿は圧巻です。
真っ赤に光る炭のそばで、時おり身がパチパチと焼ける音と、香ばしい煙が立ちのぼります。

整然と並ぶ鮎の姿は美しく、真っ赤な炭の周りで香ばしくジリジリと焼かれていく光景に、思わず吸い込まれるように見入ってしまいました。焚き火を眺めているような感覚にも似て、惹き込まれます。

一方、焼き加減を見ながら絶妙なタイミングで、炭に当たっていない面が炭側に向くよう鮎を返して、香ばしく焼き上げてくださいました。

揖斐川丘苑へ訪問する際の注意点

揖斐川丘苑は贅沢な囲炉裏の鮎焼きが楽しめますが、鮎の身がパチパチと香ばしく焼き上がる煙が舞うため、洋服などに鮎の香ばしい匂いがわずかに残る場合もあります。
服装に気をつけて行かれた方が安心です。ちなみに、私たちは当日はカジュアルな出で立ちで伺いました。
うっすら炭火の香りが付いたかもしれませんが、私自身は特に気になるほどではありませんでした。

外側はパリッと中はふっくら!囲炉裏で焼いた鮎の奥深い味わい

職人さんが絶妙な具合に焼き上げてくれた鮎が、お皿に運ばれてきました。
「わあ!」と焼きたての鮎に思わず声が漏れました。

熱々の焼きたてをふうふう言いながら、一口かじります。

遠火の炭火でじっくり焼かれた身は、皮がパリッと香ばしく、中の身はふわっふわでしっとり。
脂もよくのって柔らかな甘い身です。
絶妙な塩加減が鮎の旨みを極限まで引き出しており、本場の囲炉裏炭火の威力を実感しました。

熱いうちにいただきたかったこともあり、あまりにも旨味に箸がすすみ、頭から尾まで丸ごと、あっという間に平らげました。

このあとはアイスのデザートが出ましたが、こちらの囲炉裏の感動が大きかったため、写真を撮り忘れてしまいました。
デザートまでとても美味しくいただき、私たちは部屋を後にしました。
宿泊の場合はこの後のんびりと部屋に移動しますが、私たちはこの日食事だけで訪問しました。

帰り際には女将が挨拶をしてくださり、ほっとしながら帰路につきました。

揖斐川丘苑の宿泊料金は?名物の「囲炉裏焼き」の満足プランを徹底解説

大自然に囲まれた国定公園の景色を一望できる揖斐川丘苑は、食事のあとにそのまま宿泊できるのも魅力です。
宿泊プランは人数に合わせて選べ、すべてのプランに名物の囲炉裏料理が含まれています。

宿泊プランと大人1名あたりの料金目安

1泊2食付きプラン(贅沢お食事付きの基本プラン):
17,500円(税込 19,250円)〜 (※お部屋の利用人数によって料金が変動。2名利用時は19,500円(税込21,450円)〜、3名利用時は18,500円(税込20,350円)〜、4人以上のグループなら17,500円(税込19,250円)〜と、人数が多いほど1人あたりがお得になります。)

1泊朝食付きプラン(夜は外食派向け): 12,100円(税込)〜

素泊まりプラン(温泉と景色をシンプルに楽しむ): 9,350円(税込)〜

基本料金にプラス2,500円(税込 2,750円)〜で、料理のグレードアップ可。

日帰りお食事メニューと価格!清流の恵みを五感で楽しむ贅沢コース

囲炉裏焼きだけを楽しみたい方には日帰りの会席コースも充実しています。

お食事コース料金(お一人様あたり・サービス料15%+税込価格)

5,500円コース(総額 6,958円) 気軽に揖斐川の旬の味覚をバランスよく楽しめる「スタンダードコース」です。

6,500円コース(総額 8,223円)

8,500円コース(総額 10,753円)

10,000円コース(総額12,650円) 大切な記念日や、自分へのご褒美にぴったりの最上級フルコースです。

このほか、冬シーズンの人気「アマゴ料理」は4,500円(税込 4,950円)からお好みに合わせて楽しめます。

日帰りランチ・ディナーの受付時間(※完全予約制)

昼の部(優雅なロケーションランチ): 11:30〜14:00

夜の部(囲炉裏の火を眺めるディナー): 16:30〜19:00(※夜の部は完全予約制)

(※お部屋の利用が3時間を超える場合は、お部屋に応じて、別途部屋代が1時間3,000円以上加算されます)

メニューは何がある?五感を刺激する「鮎の丘焼」と四季の絶品ジビエ

揖斐川丘苑にはどのようなメニューがあるのでしょうか?その季節にしか味わえない名物料理は、以下のとおりです。

【5月〜10月末】:鮎(あゆ)会席(岐阜の夏の風物詩、風味豊かな川魚)

囲炉裏でじっくりと、遠火の炭火で一本丸ごと焼き上げる「鮎の丘焼(塩焼き)」は、看板メニューでとても人気があります。
皮はパリッとして身はふっくらとやわらかく、新鮮な鮎を味わえます。また、5月から6月末頃までは期間限定で「稚鮎の天麩羅」も提供されます。鮎の山椒煮なども含まれ、鮎づくしの贅沢コースです。

【11月〜4月末】:アマゴ会席(上品で濃厚な味わい)

淡水魚の女王とも呼ばれる「アマゴ」が主役になります。香ばしい串焼きやお寿司、特製の味付け味噌をつけて焼きあげるコクのある「アマゴの魚田(ぎょでん)」が楽しめます。

【11月〜3月末】:雪見のぼたん鍋(冬期限定)

冬には山が豊かな岐阜のジビエ「ぼたん鍋(猪肉のお鍋)」もあります。地元の山菜や冬野菜、きのこ類と煮込んだぼたん鍋は、濃厚な味わいで体が芯まで温まります。

店舗情報|揖斐川丘苑(岐阜県揖斐郡揖斐川町)

・店名:揖斐川丘苑(いびがわきゅうえん)
・住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町北方2300
・電話番号:0585-22-1181
・ジャンル:鮎料理・郷土料理・旅館
・特徴:1971年(昭和46年)創業の、歴史ある料理旅館。全室から名勝・揖斐峡の絶景を望める贅沢なロケーション。個室の囲炉裏(いろり)で1匹ずつ焼き上げる本格的な鮎の塩焼きや、5月〜10月末限定の鮎づくしコースが人気。
・平均予算:昼・夜コース 6,000円〜10,000円
・営業時間:11:30〜14:00、16:30〜19:00(※夜の部は完全予約制・要確認)
・定休日:月曜日(祝日の場合は営業、その他不定休あり)
・アクセス:養老鉄道「揖斐駅」から車で約15分、東海環状自動車道「大野神戸IC」から車で約20分(送迎の有無は要確認)
・駐車場:あり(台数は要確認です)
・支払い方法:現金、クレジットカード(宿泊時プランによる)

※予約:要予約
週末や、鮎のベストシーズン(6月〜8月の盛夏や、産卵を迎える9月の落ち鮎の時期)は全国から観光客が訪れる時期は混み合います。早めの事前予約をおすすめします。

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この記事を書いた人

ブレスのアバター ブレス ブロガー

50代の私自身の実体験を交えた「心地よい暮らしのヒント」をお届けします。
住まいは岐阜県。主なテーマは、『全国の食べ歩き』、『お取り寄せ・贈り物』です。

ドメインの「bless you1111」は『すべての方の人生に祝福を!』という意味を込めました。

このブログを訪れてくださった皆様の人生が、心地よい祝福に包まれますように!

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