【岐阜グルメ】日本料理 稲穂|人気の懐石ランチを実食レビュー

今回は、知人にお声がけいただき、岐阜市にある「日本料理 稲穂」へ行ってきました。

こちらのお店は、外には看板が出ておらず、静かな住宅街の中にひっそりお店を構え、美食家にも支持される隠れ家となっています。
また、お誘いを受けて調べてみると「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019 特別版」において「ミシュランプレート」として掲載された、地元でも知られる日本料理の名店であることを知りました。


今回は、こちらのお店でいただいた素晴らしいランチコース、2021年当時8,000円(税別)を、私が実際に撮影した写真とともにご紹介します。

この記事が、皆様の岐阜の美味しいお店探しの参考になれば幸いです。 

目次

「日本料理 稲穂」が、美食家を魅了し続ける理由

一皿一皿に、職人の伝統的な技と工夫が光る

「日本料理 稲穂」は、岐阜市で本格的な日本料理をいただけるお店として、多くの和食ファンに支持されています。その実力は世界的なグルメガイドでも認められ、「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019 特別版」において、質の高い料理を提供するお店として「ミシュランプレート」に掲載された実績があります。

四季折々の厳選された食材選びや、日本料理の伝統的な調理法から、料理を引き立てる器の選定に至るまで、その丁寧な仕事ぶりが高く評価されています。

こちらの料理のクオリティの高さは、伝統的な日本料理の技法を基盤にしながらも、現代の好みに合わせた柔軟な工夫を取り入れているところにもあります。

例えば、私がコースのなかでいただいたお椀は、蓋を開けた瞬間に立ち込める繊細な出汁の香りがとても印象的で、
食材の美しい切り方や心地よい温度管理、そして季節感あふれる盛り付けなど、職人の細やかなこだわりを随所に感じることができました。

看板を出さない隠れ家、完全個室で過ごす特別なひととき

「日本料理 稲穂」を初めて訪れて驚いたのは、お店の看板が出ていないことでした。閑静な住宅街にひっそりと店を構え、周囲の景色に溶け込むようにありながらも凛とした佇まいは、知る人ぞ知る隠れ家のような特別感にあふれています。

玄関を開けて私たちが通されたのは、4畳半から6畳ほどの落ち着いた広さの和室で、足元が楽な椅子のテーブル席でした。すべてのお客様を完全個室へと案内してくださるのが嬉しかったです。
このプライベートな空間こそがこちらのお店の大きな強みだと思いました。

窓からは中庭を静かに眺めることができ、他のお客様の視線や声を気にすることなく、会話と食事に集中できます。プライバシーがしっかりと守られた空間で、会話とともに季節の日本料理をゆっくりと味わえることは、このお店ならではの大きな魅力です。

実食レビュー|「日本料理 稲穂」のランチコース|全8品の懐石料理の内容

私が実際にいただいたランチコースは、「藤」というコース名で全8品、料金は2021年10月、当時8,000円(税別)でした。

コース料理の最初から最後まで、素材の持ち味を引き出すための繊細な出汁の味わいと、美しく施された盛り付け、そして視覚や味覚など五感に訴えかけるようなあしらいに、一品一品が運ばれてくるたびに息をのむほど見惚れてしまいました。


それでは、これから、実際にいただいたランチコース「藤」の詳しい内容と、いただいた料理の感想をご紹介します。

1. 前菜(八寸)「季節の盛り合わせ」

最初に運ばれてきたのは、季節の食材を少しずつ綺麗に盛り合わせた前菜(八寸)「季節の盛り合わせ」です。

「ワカサギの天ぷら」

木の葉のデザインの和食器の手前右側にあるのは、「ワカサギの天ぷら」です。
外側はカリッと軽やかに揚げられており、口に含むと身がふっくらと柔らか。そして絶妙な塩加減によってワカサギ本来の甘みがとても美味しく引き立っていました。

「柿の和え物」

そこから時計回りに、素焼きの小鉢に入っているのは、岐阜の名産でもある柿を使った「柿の和え物」です。
柿の自然な甘みと薄味の出汁が見事に調和し、添えられた三つ葉の爽やかな香りがアクセントになり、優しい味わいでした。

「柚子釜(ゆずがま)」

その隣にあるのは、可愛らしい「柚子釜(ゆずがま)」です。
中身をくり抜いて作られた柚子の器の中には、大根と人参のなますと、いくらや白魚が盛り付けられています。
蓋を開けた瞬間、柚子の上品な良い香りが酢の物の酸味と調和し、箸休めのようにさっぱりといただけました。

「鯛の手まり寿司」

白く見える右奥は、「鯛の手まり寿司」が添えられています。
酢で締められた白身魚の旨味と、もっちりとしたシャリのバランスが良く、上品な美味しさを楽しめました。

「鯛の魚卵の旨煮」

さらにその右隣には、「鯛の魚卵の旨煮」が添えられています。薄味で甘めの優しい味付けに生姜がすっきりと効いており、口の中でホロホロと解けていく魚卵の食感と、豊かなコクが印象的な一品でした。

「海老の出汁炊き」

魚卵の奥には、上品なお出汁で色鮮やかに炊き上げられた「海老の出汁炊き」が置かれています。薄味に仕立てられているからこそ海老の甘みがパッと際立ち、ぷりぷりとした新鮮な身の食感を贅沢に味わうことができました。

「里芋の含め煮」

「海老」の土台は「里芋の含め煮」です。
旬の里芋らしく、ホクホクと柔らかい食感で、上品な和風の出汁を含んだ里芋の優しい甘みが口の中に広がりました。

どの料理も日本料理の職人の技が光る一皿でした。味付けがとても丁寧で、素材それぞれの持ち味がくっきりと際立っていることがさすがです。
この後は一体どんなお料理が展開されるのか、これからのコースへの期待に胸が膨らみます。

2. お椀「真薯(しんじょ)のお吸い物」

続いては、「お椀」が運ばれてきました。 「日本料理 稲穂」のこだわりでもある、上品な出汁を存分に味わえる贅沢な料理です。

中には真薯(しんじょ)と椎茸が入っており、真薯の上には薄く切られたカブがかぶさり、奥には柚子も見えます。

お椀の蓋を開けた瞬間に、ふわっと広がる上品な出汁の香りに癒されます。お汁を一口味わうと、厳選された素材の旨味が凝縮され、深く濃厚な味わいが広がりました。

ふっくらと仕上げられた真薯はとても柔らかく、口に運ぶと白身魚の上品な甘みと優しい弾力が心地よく広がります。

3. お造り「三種盛り」

次は、新鮮な「お造り」です。

上品な器に、旬のマグロやイカ、鯛のお刺身が美しく盛り付けられていました。
実際にいただいてみると、どれも素材の良さが際立つ、印象に残るお造りでした。

まずは醤油皿に、わさびとその左隣にある紅蓼(べにたで)、そして刺身の真ん中に添えられた花穂紫蘇(はなほじそ)の小さな花や葉を落とします。

そして手前の「マグロ」から。わさび醤油でいただいてみると、たっぷりと脂がのってとても甘いこと!思わず笑みがこぼれてしまうほどの美味しさでした。

そこから時計回りに、左側が「アオリイカ」のお刺身です。
新鮮さが際立つイカの身はコリコリとして、噛むほどにねっとりとした濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。
こちらは、醤油にさらにわさびを足していただきました。

そして奥には、綺麗に並んだ「鯛の刺身」です。
弾力のある歯ごたえから新鮮さがうかがえ、また鯛ならではの上品な甘みが感じられました。

4. 温物(あつもの)「蓮根饅頭 蟹葛(れんこんまんじゅう くずあん)仕立て」

次は温物(あつもの)です。内容は「蓮根饅頭 蟹葛仕立て」。

すりつぶした蓮根を香りよく揚げた饅頭に、カニの身を贅沢に使った葛餡がたっぷりと注がれています。
蓋を開けた瞬間に、カニと出汁が合わさった良い香りがふわっと鼻を通り抜けました。

蓮根の饅頭を口に運ぶと、外側は香ばしくサクッとして、中は蓮根のもっちりとした食感が楽しめます。噛むほどに、蓮根の優しい甘みが広がっていきました。

とろみのついた葛餡も上品な味わいで、全体的に体がじんわりと温まる一品でした。

5. 焼物「ブリの幽庵焼き」

次は焼き物として、「ブリの幽庵焼き」が運ばれてきました。

大根おろしとみょうが、そしてキリッとしたレモンとともに味わうことで、ブリ本来の甘みが引き締まります。大根おろしにかけられた上品な出汁が、ブリの美味しさをさらに引き立ててくれました。

また、みょうがのシャリシャリとした食感も絶妙です。脂がよくのっているブリなのに、あっさりといただけたのは、出汁のかかった大根おろし・みょうが・レモンの掛け合わせのおかげだと思います。全体のバランスがよく考えられているなと、職人の技に感心させられます。

量もちょうど良かったです。
「もう少し食べたいな」と思う一歩手前で終わるほうが、名残があって良いものですよね。さすがの一品でした。

6. 蒸し物「鱈の蒸し物 アオサ餡(あん)仕立て」

次は蒸し物として、「鱈の蒸し物 アオサ餡仕立て」が登場しました。

器の蓋を開けると、色鮮やかなアオサが目に飛び込んできます。器の中には大振りなタラの身がいくつか並んでいました。

もちろんお出汁の香りも心地よく、早速お箸でタラを口に運びます。タラの身は程よい弾力もあり、ほくほくと甘い。アオサと一緒にいただくことで、タラの旨味がさらに引き立ちました。

餡仕立てのつゆにもタラとアオサ海苔の出汁が出ていて、非常に深みのある味わいです。美味しくて、思わず最後の一滴まで飲み干してしまいました。気がつけば、体がぽかぽかと温まりました。

7. お食事「鯛炊き込みご飯と出汁茶漬け」

コース料理も終盤に入り、お食事が出てきました。
内容は「鯛の炊き込みご飯と出汁茶漬け」です。

右側に見える湯呑みのような器に入っているのは、あられを浮かべた温かいお出汁。まずは鯛の薄味の炊き込みご飯をそのまま味わい、途中からこのお出汁をかけていただきます。

そのまま食べても美味しい炊き込みご飯ですが、お出汁を注ぐと、あられの香ばしい良い香りが鼻を抜け、食欲をさらにそそります。一口お茶漬けを口に運ぶと、上品なお出汁と炊き込みご飯の旨味が調和して、箸が止まりません。

奥に添えられた昆布の佃煮やきゅうりのぬか漬けを箸休めにしつつ、お茶漬けを最後まで美味しくいただきました。

8. デザート「お汁粉と大粒いちご」

さて、コース料理の最後を飾るデザートは「お汁粉と大粒いちご」です。

岐阜の名物である大粒のいちごの濃姫(のうひめ)は、それはそれは甘くて、食べると幸せな気持ちになれる味わいです。そして、小豆好きの私にとって、お汁粉がデザートに出されたのは嬉しいサプライズ!

お汁粉の中には、こんがりと香ばしく焼かれた小さなお餅が入っていました。上品な甘さで後味も良く、さらりといただけました。

旬の食材の美味しさが際立つ、最初から最後まで上品なコース料理

全8品の最初から最後までがとても上品な締めくくりで、お腹も心も大満足の素晴らしいランチコース料理でした。

私が特に印象的だったのは、一品一品の盛り付けが最高に美しかったことです。一寸の隙もありません。
食材の組み合わせも絶妙で、歯ごたえから味わい、見た目に至るまで、そのすべてが計算されて盛り付けがなされているのを感じました。

日本料理の高い技術を習得されてきた職人さんなのだなということが、ひしひしと伝わってきました。

メニュー・価格・コストパフォーマンス|接待や記念日に選ばれる理由

今回いただいたランチコースの料金は、2021年10月当時で8,000円(税別)でした。
(※現在のメニューや価格については、お店へご確認ください。)

これだけ食材にこだわり抜いた料理内容と、一寸の隙もない美しい盛り付けと味わい、そして随所に光る職人さんの高い技術から考えても、価格に対するコストパフォーマンスは高いと素直に感じました。

店内のお食事は、落ち着いた品のある和室で完全個室となっているため、人目を気にせずに食事の時間を過ごすことができます。
ご家族の記念日や、大切な方との会食や接待など、自信を持っておすすめできるお店です。

予約は必須?来店前に知っておきたいポイント

「日本料理 稲穂」に訪問する際には、注意しておきたいポイントがいくつかあります。事前に確認し、当日素晴らしい時間を過ごせますように、ぜひ参考にしてください。

完全予約制

こちらのお店は完全予約制となっています。そのため、事前に予約をしていないと入店ができません。あらかじめお客様の人数分の食材を準備し、丹念な仕込みをされるというお店側の丁寧な備えがあるからです。

予約の受付は電話のみ

予約の受付は電話のみとなっています。電話で予約をする際には、もし苦手な食材がある場合は事前にお伝えしておくと、当日も安心してお食事ができます。

キャンセルポリシー

キャンセルに対しては一定のルールが設けられています。万が一のキャンセルや人数の変更がある場合、前日はコース料金の50%、当日のキャンセルは100%のキャンセル料が発生します。ルールをしっかりと守り、お店との信頼関係を大切にしていきたいですね。

店舗情報|日本料理 稲穂(岐阜県岐阜市)

「日本料理 稲穂」は岐阜市中鶉の閑静なエリア、岐阜聖徳学園高校のすぐ南側に佇んでいます。
店舗に隣接した広い駐車場があり、自家用車だと便利です。

・店名:日本料理 稲穂
・公式HP:https://shirakaba.site/
・住所:岐阜県岐阜市中鶉1-111-5
・電話番号:058-273-2939
・営業時間:昼席 11:30~14:00 / 夜席 17:30~22:00
・定休日:毎週月曜日
・予算:ランチ 3,000円〜4,999円 / ディナー 10,000円〜14,999円(※夜のみサービス料10%別)
・アクセス:岐阜バス「岐阜聖徳学園高校前」バス停から徒歩約6分(JR西岐阜駅から車で約8分)
・駐車場:あり(店舗に隣接)
・支払い方法:クレジットカード可、現金
・特徴:完全予約制(各個室1組ずつのゆったりした椅子席)


📝上記は2026年7月時点の情報です。最新情報は公式HPまたは直接お電話にてご確認ください。

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この記事を書いた人

ブレスのアバター ブレス ブロガー

50代の私自身の実体験を交えた「心地よい暮らしのヒント」をお届けします。
住まいは岐阜県。主なテーマは、『全国の食べ歩き』、『お取り寄せ・贈り物』です。

ドメインの「bless you1111」は『すべての方の人生に祝福を!』という意味を込めました。

このブログを訪れてくださった皆様の人生が、心地よい祝福に包まれますように!

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