遺産相続やることリスト!期限や手続きの流れを【5ステップ】で解説

「親が亡くなった。遺産相続?いったい何をやれば良いの?」
「遺産相続の期限を過ぎたら、ペナルティはあるの?」


身内を亡くした深い悲しみの中で、容赦なく押し寄せる様々な手続き。

そのなかでも「相続」はとても大きなテーマです。

銀行も口座凍結や不動産の名義変更、果ては相続税の申告までたくさんの対応が迫ってきます。

放置していると、遺産が減ってしまったり、借金を背負わされたりするリスクもあります。

本記事を読むことで、

・遺産相続の流れ
・絶対に守るべき期限
・具体的な5ステップ


を、知ることができます。

目次
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遅れると損をする? 遺産相続で守るべき『3つの期限』

結論は、『相続手続き』で最重要なことは「期限を守ること」です。

理由は、手続きによって『法律で決められた厳格な期限』があるからです。

今すぐ以下の「3つの数字」を、スマホに記録しましょう!

1.  3ヶ月以内 → 相続放棄の期限(借金がある場合は要注意!)
2.  10ヶ月以内 → 相続税の申告と、遺産相続納税の期限
3.  期限3年以内」に相続登記(不動産名義変更)→ 不動産名義変更(相続登記)の期限


上記の期限を知らずに放置したままで、後から多額の加算税となったり、罰金を科せられる話が後を絶ちません。

まずは「いつまでに何をすべきか」の5ステップを今からまとめますので、ぜひ参考にされてください。

50代女子にゃみ

私の知人は、3ヶ月の期限までまだまだ時間はあると思ってたらあっというまに期限が過ぎていたらしいです。

借金があるかないか調べるにも時間かかりますから、前々から準備し、気づいたら期限切れということがないように、気をつけましょう!

【保存版】遺産相続やること『5ステップ』

複雑な相続を、手短に実践できるように5つの手順にわかりやすく分解しました。

ステップ1:遺言書の有無を確認する

「遺言書」のあるなしによって、方向が全くかわります。

遺言書がある場合、原則としてその内容が法律や親族間の話し合いよりも優先されます。
自筆の遺言書が見つかった場合は、勝手に開封せず家庭裁判所での検認を通して開封します。

公正証書遺言であれば、公証役場で内容を確認できます。

1-1. 遺言書の種類と探し方

・自筆証書遺言:故人の直筆で、仏壇、金庫、机の引き出し、銀行の貸金庫などに保管されていることが多いです。

・公正証書遺言:故人が公証役場で作成されたもので、原本は公証役場に保管。
全国の公証役場で「遺言検索システム」を利用すれば、『書遺言』の有無を調べることが可能です。

・法務局保管制度:故人の『直筆遺言書』を法務局が預かってくれます。最寄りの法務局で確認できます。

1-2. 「検認」の手続きを忘れずに!

封印してある遺言書を、勝手に開封してはいけません。家庭裁判所で「検認(けんにん)」を行う必要があります。

勝手に開けてしまうと、5万円以下の過料(罰金)を科される可能性があるため注意が必要です。

※公正証書遺言や法務局保管のものは検認不要です。

1-3. 遺言書が見つかった後にやること

遺言書の指示通りに財産を分けます。
ただし、特定の相続人に「最低限の取り分(遺留分)」が認められている場合など、内容によりけりで専門家への相談が必要になります。注意しましょう!

ブレス(管理人)

遺言書は見つけるのが早ければ早いほど、その後の手続きがスムーズになるため、最速で探しましょう!

ステップ2:「相続人」と「財産」を徹底調査

相続人が誰なのか?何をどれだけ相続するのかを明確にする必要があります。

明確にしないと、後から見覚えのない借金が出てきたり、親族間で隠し財産を疑われかねません。


預金や不動産、借金などの総資産がどれだけあるかを、明確にリスト化します。



2- 1. 相続人の特定

たとえ家族であっても、銀行や役所などの第三者に対しては、法律上の証拠(戸籍謄本)で「正当な相続人は私たちです」という事実を証明しなければなりません。

・出生から死亡までの連続した戸籍
個人の古い戸籍をすべて取り寄せます。

これにより、例えば前妻との子や認知した子など、家族も知らない「隠れた相続人」が一人もいないことを証明します。

・相続権の確定
戸籍の証拠が揃って初めて、銀行側は「この方々なら、遺産を渡してもトラブルにならない」と判断し、口座の凍結解除に応じます。

2-2 プラスの財産のリスト化

通帳以外に、以下の隠れた資産もリスト化します。

・不動産
自宅以外に、田舎の山林や、田んぼ、倉庫、亡くなった祖父母名義のままの土地など。


・有価証券
証券口座の株、投資信託、暗号資産(仮想通貨)、金銀プラチナの現物など。

・保険
生命保険金や、会社から支払われる未払いの給与や退職金など。

・退職金
誤って納付した税金(誤納金)や、高額療養費の還付金など。

『財産調査』といっても、膨大な遺品の中から各書類を探すのは一苦労です。

どこから手をつけていいか分からない方は、プロに依頼して、整理をしてもらいながら大切な書類を一緒に探してもらうのも一つの手ですよ。

全国対応の遺品整理サービス【遺品整理110番】


2-3. マイナスの財産(借金)のリストアップ

後から発覚する負債には要注意です。

・借入金
住宅ローン、カードローン、消費者金融の利用、知人から借金などはないか?


・未払い金
医療費、介護施設の利用料、住民税や固定資産税の滞納分はないか?


・デジタル借金
クレジットカードのキャッシングや、スマホ決済の後払い残高はないか?

・保証人
個人がだれかの借金の保証人になっていないか?郵便物や契約書を徹底的に調べましょう。

ブレス(管理人)

プラス(収益)もマイナス(借金)もすべて含めての遺産相続です。

少しでも早くマイナスが多いと分かれば、3ヶ月以内に相続放棄も選択できます。

とにもかくにも、資産の徹底調査は最優先にしましょう!

財産調査でもっとも苦労するのが、膨大な遺品の中から通帳や借用書など各種書類を見つけ出す作業です。

もしお手上げ!大変!と心労を感じたら、プロに整理を依頼して、大切な書類を一緒に探してもらうのも時短と労力の節約になり賢い選択です。

期限が迫る前に、まずはプロに無料見積もりをとって相談してみてください。

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ステップ3:「遺産分割協議」を行い「協議書」を作成

相続人と財産の調査が済んだら、『遺産分割協議』といって、「誰が何をどのくらい継ぐか」の話しになります。

3-1. 全ての相続人の合意が必要

『遺産分割協議』は、一人でも相続人が欠けると、協議自体が無効になってしまいます。
全ての相続人で行うのが絶対条件ですから気をつけましょう。

3-2. 『遺産分割協議書』は「自分たち」で作る

相続内容の話し合いの結果、決まった相続内容を「遺産分割協議書」に残します。

パソコンや手書きで書面を作成し、全員が署名し、実印を押し『印鑑証明書』を添えて完成します。

3-3. 名義変更のパスポート

『遺産分割協議書』は、銀行口座の解約や不動産の名義変更を行う際の「パスポート」。
『遺産分割協議書』があれば、窓口で手続きが行えます。

ステップ4:名義変更(不動産・預貯金など)

話し合いで決まった財産(資産)を自分の名前に書き換えます。

特に「不動産」については、2024年から法律が厳しくなったので注意しましょう!
 ↓

1. 相続登記(不動産)の義務化

自宅や土地などの不動産名義の変更「相続登記」は法律で義務付けられています。

相続を知った日から3年以内に「相続登記」がない場合、10万円以下の過料(罰金)を科される可能性があります。

忘れないうちに速やかに手続きをしましょう。

2. 預貯金の払い戻し

銀行口座は名義人が亡くなると凍結されます。

『遺産分割協議書』と『戸籍謄本』を所持して窓口へ行き、解約・名義変更の手続きを行います。

最近ではネット銀行の「デジタル遺産」も増えているため、以下の手順でログイン情報の確認しましょう。

・スマホやPCの「パスワード管理機能」
故人のデバイスの設定画面(GoogleマネージャーやiCloudキーチェーン)に保存されたログイン情報を確認し、利用している銀行名を調査します。

・登録メールアドレスの受信履歴
銀行からの「振込完了」や「お知らせ」メールを探せば、利用している銀行名が特定できます。

・注意点
パスワードが分かっても、勝手にログインして送金などを行うと、規約違反で口座が永久凍結されるリスクがあります。あくまで「どの銀行に口座があるか」を調べるためのヒントとして使いましょう。



・『銀行口座』にログインできない場合は?

『銀行口座』のIDやパスワードが不明の場合、相続人証明となる戸籍謄本などを郵送すれば、銀行側で残高照会や解約の手続きを進めてくれます。

まずは各銀行のカスタマーセンターに問い合わせましょう。

ステップ5:『相続税の申告』と『10ヶ月以内の納税』


最後は税金の支払いです。

すべての人が対象ではありませんが、期限を1日でも過ぎるとペナルティが発生します。

・『相続税の申告』対象になるのは全体の約10%

日本で相『続税の申告』が必要なのは、故人10人に1人くらいの割合です。

都市部に不動産を持っていたり、多額の預貯金や株がある場合は「自分も対象なのか?」と疑ってみるといいでしょう。

期限を1日でも過ぎると罰金になる

『続税の申告』対象だった場合、10ヶ月の期限を1日でも過ぎると、延滞税や罰金が加算されます。

例)
500万円の納税に対し、罰金(15%)がかかると「75万円」

5-1. 基礎控除額』を確認する

「3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)」の金額よりも、遺産総額が多い場合は相続税がかかります。

例えば相続人が3人なら4,800万円を超えると申告が必要です。

5-2. 期限は10ヶ月以内

『遺産相続』が始まったことを知った日の翌日から「10ヶ月以内」に、税務署へ遺産相続の申告をして速やかに『遺産相続税』を納めましょう。

10ヶ月を過ぎると、「延滞税」などが加算されるため、早めの準備が後々のトラブル回避につながります。

ブレス(管理人)

ステップ3から5は『時間との戦い』です。

特に不動産の登記義務化や『遺産相続税』の10ヶ月期限は、忘れていると「延滞税」が加算されて損をします。

まずはカレンダーに、『遺産相続税』の期限を書き込んでおきましょう!

50代女子にゃみ

『遺産分割協議』に遺産を受ける全ての人の合意と捺印が必要とか、『遺産相続税』は10ヶ月以内に納税とか、やることが山積みですね(汗)。

でも、“遺産相続やること『5ステップ』”を一つずつ潰していけば、親の大切な財産をしっかり守れそうなので参考にしたいと思います。

芸能人も悩む!『相続トラブル』のリアルな証言


「遺産相続」の悩みは、実は芸能人の間でもよく取り沙汰されています。

日本の俳優、タレント、ラジオパーソナリティの毒蝮三太夫(どくまむし さんだゆう)さんは、雑誌『婦人公論』のインタビューで、かつて「実家の片付けと遺産相続」の過酷さを語っています。

また、タレント手の松本明子さんは、空き家になった実家を維持するために長年多大なコストがかかり苦労されたことをテレビ番組の『徹子の部屋』などで話されていました。

彼女は

「もっと早く実家の生前整理しておけばこんなに多額を費やさなくても済んだのに」と悔やみ、「自分事」として視聴者に響きました。

さらに、俳優の中尾彬さんも、トレードマークだった大量のマフラー(通称:ねじねじ)を生前に大量に処分したり、資産生理の「終活」を徹底されていました。

『徹子の部屋』や新聞(朝日新聞の「人生の贈りもの」など)でのご本人談によれば、残されたご家族が『遺産相続』で揉めないよう、徹底的に「見える化」にこだわったことが伺えます。


不動産相続のリアルを知るならドラマ「正直不動産」

不動産相続の怖さを知るなら、山下智久さん主演のドラマ『正直不動産』が非常に勉強になります。

2022年4月5日〜6月7日(NHK総合「ドラマ10」枠)の放送だったので、すでにドラマは終了していますが、

現在はNHKオンデマンドU-NEXTなどの動画配信サービスで視聴可能です。


「遺産相続」がテーマの回では、「遺産相続」を放置することで資産が負債に変わる恐れや、

親族間のドロドロしたやり取りがリアルに描かれています。


「遺産相続」の難しい本を読むより、このドラマを見るほうが「遺産相続の実務」についての解像度が上がると言う方もいます。

失敗しやすい「名義変更」の注意点


特に、デジタル遺産や公共料金の名義変更は見落としがちなので気をつけたいものです。
以下の記事も併せてご覧ください。


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まとめ:5ステップで親の想いを形にしよう

「相続手続き」は、親の人生で築き上げてきた資産を、子孫が有効に引き継ぐための大切な儀式です。

一見難しいように見えますが、

本記事にまとめた『遺産相続やることリスト!期限や手続きの流れを【5ステップ】』でスムーズにいくはずです。

まずは期限を

1. まず「10ヶ月」という期限を常に意識する
相続税が発生する場合、1日でも過ぎると多額の罰金がかかる可能性もあります。

カレンダーにスケジュールや期限を書き込み、心の余裕を持ち取り組みましょう。

2. 5ステップを迷わず順番に進める
「遺言書の有無の確認」から始まり、「連続した戸籍」による証明、そして「遺産分割協議書」の作成。

これらを一つずつ潰していきましょう。

3. 困ったら先人の知恵を参考にする
中尾彬さんの「資産の見える化」へのこだわりや、

ドラマ『正直不動産』で描かれる不動産相続のリアルは

難しい法律を「自分事」として理解するための最高の教材です。

「遺産相続」は準備が9割です。


まずはステップ1の「遺言書の確認」から、ひとつひとつ始めてみてください。

故人の想いを引き継ぎ、あなたと家族の未来を守る 「遺産相続」への一歩になります。


いざというときの財産放棄手段の本と、

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この記事を書いた人

ブレスのアバター ブレス ブロガー

50代からの女性に役立つ『親や自分自身の終活』を自身の経験を交えてリアルに発信しています。

あわせて、テレビで話題のエンタメや旬なニュースも最速で分かりやすくお届け中!

読者の皆様に寄り添う記事を目指しています。
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